なぜ、テニス?

「テニスは一人ではできないスポーツ、
だがゲームの中では一人で戦わなければいけないスポーツ。」

スポーツは、心と体を使いプレイすることを楽しむ一つのゲームです。なかでも、チームプレイにおいては協調性やコミュニュケーション能力も養われていきます。テニスは特にジュニアプレーヤーにおいては、全てを自分で行わなくてはならないスポーツだと私は思います。セルフジャッジから始まり、コーチや保護者のアドバイスは試合中に受けることはできず、自分で考え、自分で試合を組み立てていく厳しさと楽しさがあります。
ですから、普段の生活の中からすべての行動を自分で責任を持って行動できるような人間への育成が必要となっていきます。挨拶はもちろん、自分の思っていることや意見を相手に伝える、そして何よりもテニスを一緒にできる相手に敬意をあらわします。私は、こんな「テニス」というスポーツは素晴らしいゲームだと信じております。

また、団体戦やダブルスといったチーム戦もありますが、この場合は協調性やコミュニュケ ーション力が必要となります。ですからテニスは個人競技だけではなく団体競技でもあり 将来の人間形成においても大きく役立ちます。元プロテニスプレーヤーの杉山愛選手のお母様が書かれた本に書いてありましたが、「テニスコートがわが子の教育の場だ、テニスコ ートでは学校で習わない多くのことを学ぶことができる。」と読んだことがあります。私も強く同感いたします。

スポーツは楽しく厳しいです。テニスは見かけによらずハードなスポーツの一つとされております。是非、ここオランダの素晴らしい環境で日本とは違うテニス環境を思う存分に楽しんでいただけたらと思います。そして、日本に帰国されたときにここでの経験を活かし、次のテニスライフにお役立てていただけたら幸いです。

オランダ(ヨーロッパ)と日本のテニス環境の違いについて

大きな2つの違い

  • コートの種類:
    (日本)ほとんどのコートはオムニコート(砂入り人工芝)
    (オランダ)アンツーカ―コート(クレーコート)
  • 試合:
    (日本)1セットマッチがほとんどでノーアドバンテージ方式。大会は週末のみ
    (オランダ)3セットマッチ、デュースあり。大会は1週間かけて行う

 

「アンツーカ―コートはテニスゲームをストーリー化させる」

 
コートの種類が変わればおのずとプレースタイルも変わり、ゲーム展開も変わります。すべての試合がそうとは言いませんが、アンツーカ―のコートになるとラリーが続きやすく、1ポイントが長くなるため、ゲーム全体が長くなります。体力面、精神面ともにタフさが必要です。ですから、見ている方も起承転結のような物語を見ている気分にさせられるぐらいテニスの内容が面白くなります。

また、日本ではテニス人口の割合に比べコートが少ないせいか、テニスクラブ、高校、大学などでは 一面に大人数で入り、球出しの練習が多く、ゲーム練習・試合をする時間がほとんどありません。 国民性もあるかもしれませんが、日本ではコツコツと反復練習するやり方が主であると言えるでしょう。

 

<経歴>
1994年 株式会社ルネサンスでテニスコーチとしてキッズ部門を10年間指導
1998年 フリーコーチとして埼玉でMTFを設立
2004年 オランダでコーチ研修及び指導
2008年 宮崎でMTF再スタート。県大会優勝、九州ジュニア、全国大会へ子供たちを輩出
2013年 オランダ再移住。Konishi Sports設立

<戦績>
宮崎で生まれ、9歳でテニスを初め、12歳で試合に初参戦
宮崎県高校一年生大会 優勝
九州毎日少年少女大会 シングルスベスト8
全国レディース大会出場 5回(東京)
全国レディース大会 ベスト8(東京)
日韓親善大会出場(ソウル)
2009年 Prince cup ミックスダブルス全国大会 ベスト4(軽井沢)
2012年 ⅢOpen Tennissenior Vallddreix 2013 女子ダブルス+35 優勝(バルセロナ)
2012年 ⅢOpen Tennissenior Vallddreix 2013 ミックスダブルス 優勝(バルセロナ)
2015年 Amstelveense Dunlop Indoor Tennistoenooi 女子ダブルス 優勝(オランダ)
2016年 Amstelveense Dunlop Indoor Tennistoenooi 女子ダブルス 準優勝(オランダ)